2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

東京新聞(2007年11月29日)「サブプライム問題の本質」浜矩子よりピックアップ:

ツケで飲んでくれるお得意さんがたくさんいるのは有り難い。だが、請求書はあくまでも請求書で、当座の資金繰りには役に立たない。そこを何とかしようというので、ツケの福袋をつくって売り出す。 これを世界の金融機関たちがやりだした。債権をいつまでも自…

東京新聞(2007年11月29)よりピックアップ:

東国原英夫・宮崎県知事は28日、県民ブレーン座談会で「僕は徴兵制はあってしかるべきだと思っている。若者は1年か2年ぐらい自衛隊か、ああいうところに入らなければならないと思っている」と述べた。 座談会後、報道陣に「若者には、規律がきちんと身につく…

朝日新聞(2007年11月28日)「新聞と戦争」よりピックアップ:

(1939年、東京朝日新聞の論説委員を務めた笠信太郎は)、高橋財政から説き起こし、大量の国債発行で「戦争即応の生産拡充」体制へ突入したと説明。インフレ防止のため、経済統制が必要だと主張した。これは、昭和研究会が「経済新体制」の柱として打ち出し…

週刊金曜日(2007年11月16日)「“鈴木敏文王国”で繰り広げられる異様な言論弾圧」角田裕育よりピックアップ:

北野弘久・名誉教授(日本大学)はセブン−イレブン本部と加盟店の会計処理問題を以前から研究し、本部の悪質さを告発する論文を『エコノミスト』編集部から依頼された。 セブン−イレブンの会計帳簿では、売れなかった廃棄損の商品をも本部が売上総利益として…

週刊金曜日(2007年11月16日)「痛憤の現場を歩く(79)」鎌田慧よりピックアップ:

オーナーは働けど働けど楽にならず、まるで苦界に沈んだ女性のような借金地獄になっている、という。 わたしは、サンクス、セブン−イレブンなど、なん人かのオーナー経営者にお会いしたのだが、それぞれ、憤りが激しい反面、経営者なのに、びくびくするほど…

読売新聞(2007年11月6日)よりピックアップ:

小沢グループ:約50人菅グループ:約30人旧社会党系:約30人鳩山グループ:約30人藤原グループ:約30人野田グループ:約25人旧民社党系:約25人 (1人で複数グループに所属する議員もいる)

現代思想(2007年10月)「原子力介護政策に根拠はあるか」吉岡斉よりピックアップ:

原子力発電は、その実力からみて不相応に高い地位を、エネルギーの中で占めてきた。その背景には政府の濃密な指導・支援メカニズムがあった。 そのメカニズムを動かすことにともなうコストとリスクは、結局は税金や公共料金という国民負担によって賄われる。…

東京新聞(2007年11月22日)「試される憲法」中島岳志よりピックアップ:

憲法を改正すべきだと考える若者が多いといわれるが、そういう若者にとって、憲法9条は「欺まんだ」と映るのでしょう。 私も以前は、現実に合わせて改憲すべきだと思っていました。しかし、自衛隊がイラクに派遣されたことで、集団的自衛権を無限定に認める…

東京新聞(2007年11月21日)よりピックアップ:

昨年度の小中高公立校での「希望降任制度」利用者が全国で過去最多を記録した。 2002年:49人 2003年:66人 2004年:81人 2005年:71人 2006年:84人 「降格希望者の増加の背景には、教育委員会が教員への締め付けを強めている現実がある」(近藤光男) 「教…

朝日新聞(2007年11月19日)よりピックアップ:

日本に入国する外国人の指紋採取と顔写真撮影に応じることを義務づける制度が、20日から全国の27空港と126海港で一斉に始まる。入国時の指紋採取は米国に次いで世界で2カ国目。導入のきっかけは2001年の米国の同時多発テロ。 お手本とも言える米国の「US−VIS…

朝日新聞(2007年11月19日)「私の視点」野依良治よりピックアップ:

日本の高等教育が揺らいでいる。 理由の1つは公財政支出の貧弱さだ。総額2.6兆円、GDP比で0.5%だ。OECD加盟国中、最低の水準だ。各国が過去5年間に大幅な伸びを示す中で、唯一のマイナス国。せめてOECD平均の1.0%は実現すべきだ。 私費負担が大きい日本とは…

東京新聞(2007年11月18日)「時代を読む」ロナルド・ドーアよりピックアップ:

小政府主義ほど観念的で愚かな主義はない。 政府が市場に介入したほうがいいかどうか、ケース・バイ・ケースである。「市場の失敗」があることをどうして政府は認めないのだろうか。 一企業にとって、賃金を抑え、利益を拡大し、配当を増やし、株価を上げて…

東京新聞(2007年11月18日)「この人」よりピックアップ:

犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止や加害者との対話を訴えるバド・ウェルチさん 「死刑は犯罪抑止や遺族の癒やしになる」と検察官は説得するが、大うそ。 米国では死刑存置州の方が廃止州より犯罪が多い。

週刊金曜日(2007年11月2日)坂本洋子よりピックアップ:

埼玉県教育委員会は10月、教育委員長に「新しい歴史教科書をつくる会」元副会長の高橋史朗氏を選出した。 高橋氏は、埼玉県の上田清司知事の要請を受け、2004年12月、教育委員に就任した。偏った歴史認識やジェンダーバッシングの急先鋒というだけでなく、公…

NHK総合テレビ(2007年11月11日)NHKスペシャル「ヤクザマネー」よりピックアップ:

「資金力があるところにはかなわないよね。死ぬのが怖くない、懲役が怖くないようなやつが、買えるんだから、金で。力っていうのは本当にけんかだけじゃないから」(暴力団幹部) 警察によると全国の暴力団が1年間に得る資金は1兆円を超えている。覚醒剤や賭…

WiLL(2007年4月)「細木数子を永久追放しないテレビ局の倫理喪失」溝口敦よりピックアップ:

去年、細木数子について取材し、『週刊現代』に連載した。連載を始める前、広域暴力団の元最高幹部と現役の最高幹部から、細木について書くのをやめるように圧力を受けた。 細木の暴力団パイプの原型は小金井一家の幹部・堀尾昌志の内妻だったことに始まる。…

TBSラジオ(2007年11月6日)「コラムの花道」町山智浩よりピックアップ:

映画「マイティ−ハ−ト」は、2002年にウォ−ル・ストリ−トの記者がパキスタンでイスラム過激派に誘拐されて首を切断された事件を描いたもの。監督はマイケル・ウィンタ−・ボトムで、以前に映画「ガンタナモへの道」を監督している。これはパキスタン人をアメリ…

週刊金曜日(2007年11月9日)星徹よりピックアップ:

南京大虐殺の被害者・夏淑琴さんが書籍『「南京虐殺」の徹底検証』でニセモノ扱いされたのは名誉棄損に当たるとして提訴した訴訟の判決が、2日に東京地裁であった。被告は著者の東中野修道氏と出版社の展転社。 判決は東中野氏らによる名誉棄損を認め、賠償…

NHK総合テレビ(2007年11月9日)「特報首都圏」よりピックアップ:

結核は閉じられた空間で一定期間患者と一緒にいると空気感染する。対策の難しい新しい感染ルートができた。 低賃金のために健康保険に入れないし家もない派遣労働者が、結核を抱えたままサウナやネットカフェやファストフード店で寝泊まりしている。アルバイ…

NHK教育テレビ(2007年11月3日)「サイエンスZERO」よりピックアップ:

ミトコンドリアDNAの分析により日本人の起源がある程度分かるようになってきた。ミトコンドリアDNAは母親からのみ子どもに伝わる。世界中には80ほどのタイプがある。日本人は大半は16タイプのうちに入る。 16タイプの中で、日本だけに存在するタイプは1つの…

東京新聞(2007年11月9日)よりピックアップ:

世界の大企業などで組織する世界経済フォーラムは8日、社会進出での性別による格差の度合いを評価した「男女格差指数」を発表した。日本は91位と先進国の中で最も評価が低く、前年の80位からも大きく後退した。 日本の評価を項目別に見ると、待遇面などの格…

東京新聞(2007年11月9日)「こちら特報部」よりピックアップ:

大連立話の黒幕として浮上した渡辺恒雄氏。彼が中心となり、有識者や官房長官、ときに首相まで呼ぶ内密の懇親会がある。 二木啓孝氏によると、2000年11月に第二次森喜朗内閣で起きた「加藤の乱」もこの会が発端だったという。魚住昭氏も「またかと思った」と…

週刊金曜日(2007年10月12日)西谷修よりピックアップ:

日本が九条を棄てたら、米国の完全な属国になり果てるだけです。改憲の動きがいつも米国絡みなのは、現在も含めて戦後の自民党右派の政治家たちが、CIAによって支援されてきたからです。 岸信介や賀屋興宣、児玉誉士夫なんてその典型でしょう。読売グループ…

東京新聞(2007年11月5日)よりピックアップ:

民主党代表・小沢一郎が自民党との大連立を交渉した結果、辞任発言したときの発表文書から: …民主党はいまだ、さまざまな面で力量が不足しており、国民の皆さまからも「自民党は駄目だが、民主党も本当に政権担当能力があるのか」という疑問が提起され続け…

NHK教育テレビ(2007年10月日)「視点・論点」よりピックアップ:

寺内正義「イラクの混沌と中東の風景」 米軍の死者3千800人。 戦争開始以来のイラク人の死者数は8万人前後(民間団体イラクボディカウントによる) アメリカによる今後10年間の軍事援助:イスラエルに300億ドル、エジプトに130億ドル、サウジアラビアと湾岸…

東京新聞(2007年11月1日)吉川惣司「アニメ大国の肖像(97)」よりピックアップ:

日本のアニメが世界に普及した理由は70年代に北米で拡大したケーブル局がコンテンツ不足となり、安い日本アニメが大量に二束三文で売られたためです。 アメリカに売れればヨーロッパ販売権こみだから、一気に世界に広がります。しかもアニメは、“刷り込み産…

毎日新聞(2007年11月1日)稲生陽「記者の目」よりピックアップ:

「原子力の日」の10月26日、原発行政の方向を決めかねない判決が、静岡地裁で言い渡された。 宮岡章裁判長は、東海地震震源域の中心に建つ浜岡原発について、中電の安全対策は十分で想定外の大地震も起こらないと判断した。 だが、判決文を何度読んでも、納…

毎日新聞(2007年11月1日)よりピックアップ:

栗田慎一: 民主党小沢代表が日本の参加論を提唱したISAF。アフガン市民の多くは、本音では生活圏に立ち入られることを嫌っている。 国連は、タリバンが、警戒の緩いISAFを狙うようになっていると指摘。昨年の自爆攻撃120件のうち7割がISAFを標的としたもの…

朝日新聞(2007年10月31日)よりピックアップ:

旧ミドリ十字のフィブリノーゲンは64年に承認された。76年にフィブリノゲンに名称変更。 71年、安全性を改めて調べる再評価制度導入。フィブリノゲンについては、名称変更をもって新たに承認された薬とみなし再評価から外した。フィブリノゲンは77年、FDAに…

東京新聞(2007年10月28日)よりピックアップ:

地球上にすむ霊長類394種のうち、約30%に絶滅の危機が迫っているとの報告書を、国際自然保護連合などの専門家チームが発表した。