東京新聞(2007年11月9日)「こちら特報部」よりピックアップ:

大連立話の黒幕として浮上した渡辺恒雄氏。彼が中心となり、有識者官房長官、ときに首相まで呼ぶ内密の懇親会がある。


二木啓孝氏によると、2000年11月に第二次森喜朗内閣で起きた「加藤の乱」もこの会が発端だったという。魚住昭氏も「またかと思った」と切り出した。「(1998年の)自民・自由両党の連立でも舞台裏で動いたのは渡辺氏だ」。


二木氏も「彼は自分を自民党のオーナーだと思っているのだろう」とみる。「彼は靖国問題護憲派とも歩調を合わせた。でも、その根にあったのは自民党が壊れかねないと感じた危機感だ」