慰安所と旧日本軍/従軍慰安婦/秦郁彦/河野談話(4/7から再録)

『諸君!』(2007年5月)幻の「従軍慰安婦」を捏造した河野談話はこう直せ!(秦郁彦)よりピックアップ: この文章で秦郁彦は、元慰安婦・李容洙の証言のブレを取り上げて、それが信用できないとしている。 また慰安婦募集の新聞広告に関して以下のように書…

『性の進化、ヒトの進化』古市剛史/朝日選書/1999年よりピックアップ:

…1つは、過去の歴史を学ぶことによって過去の過ちをくりかえさないようにし、将来に対する賢明なプランを立てることができるという期待である。だが、ヒトがそこまでかしこい生き物かどうかというと、疑問に感じざるをえない。 『人間はどこまでチンパンジー…

NHK教育テレビ(2007年12月26日)「視点・論点」橋本健二よりピックアップ:

『新しい階級社会』 多くの統計で、格差拡大が確認される。ジニ係数で見ると1980年までは所得格差は横ばいだが、その後、一直線に格差が拡大している。日本の経済格差はドイツやフランスなどの先進国より大きくなっている。日本は格差の少ない国だと言われた…

東京新聞(2007年12月25日)「けいざい潮流」(木訥)よりピックアップ:

気候変動枠組み条約締結国会議(COP)。過去、日本が存在感を示した形跡はあまり見られない。 かつて「プロ級の英語の使い手」を自任する外相が日本の政府代表を務めた。だが、EUが提示した合意書の日本語訳文に重大な誤訳があったことに気づかず、その訳文…

歴史学研究(2007年12月)「南京事件70年の日本と世界」笠原十九司よりピックアップ:

現在のトルコ政府はアルメニア人虐殺を否定する立場をとっている。2005年、トルコの文学者オルハン・パムクが「100万人のアルメニア人が殺されたが、私以外にだれも語ろうとしない」と発言すると、暗殺をほのめかす脅迫が相次ぎ、国外に身を潜めざるを得なか…

TBSラジオ(2007年12月26日)「ニュ−スさかさ眼鏡」よりピックアップ:

評論家の松田浩に小西克哉が聞く。 本質は政権最右翼である自民党安倍派によるNHKの乗っ取りであると思う。古森委員長は安倍さんをとりまく「四季の会」のメンバー。古森さんは、安倍さんと須賀総務大臣にNHK経営委員長に送り込まれた。 古森さんは、福地さ…

東京新聞(2007年12月25日)「本音のコラム」鎌田慧よりピックアップ:

イ−ジス艦「こんごう」がミサイルを迎撃ミサイルで撃ち落とした。 ミサイルが、いつ飛んでくるのか判らないというのが、日本が米軍にそそのかされてミサイル防衛に踏み切った理由だが、今回の実験のように、米日両軍が呼吸をあわせて発射したのだから、当た…

日経新聞(2007年12月24日)「核心」土谷英夫よりピックアップ:

なぜ改革が大切なのか。世界が一つの市場に統合されつつあるグローバル化−その波にうまく乗った国は栄え、乗り損ねた国は廃れる。波乗り競争に勝てる体制づくりが第一。 第二に少子高齢化という人口構造の変化に応じて社会保障制度などを持続可能な仕組みに…

毎日新聞(2007年12月16日)鹿島茂による書評からピックアップ:

『昭和十年代の陸軍と政治』筒井清忠(岩波書店) 定説では、陸軍は2.26事件直後に広田内閣が復活させた軍部大臣現役武官制を盾に、日本の政治を翻弄したことになっている。 しかし、軍の力が強いときにはこの制度がなくとも内閣は崩壊せざるをえなかったが…

東京新聞(2007年12月21日)「こちら特報部」よりピックアップ:

都がホームレス対策として打ち出した「地域生活移行支援事業」。アパートを一定期間提供し、その間に自立を促すという事業だ。 「将来の爆弾を抱えた片道切符」と報じたが、ほぼ的中している。 「表向きはホームレス対策を掲げつつ、公園美化が目的だった」…

東京新聞(2007年12月19日)「放射線」藤川洋子よりピックアップ:

…なぜもっと早く保護してやれなかったのか、児童自立支援施設の多くはガラガラなのに、と考え込んでしまう。 「夫婦小舎制」という温かい雰囲気の中、虐待を受けたり触法行為があったりする子どもを、運動や芸術を通してやる気のある子どもに変える名手であ…

週刊金曜日(2007年11月30日)「カネで目標達成目指す日本の温暖化防止対策」岡田幹治よりピックアップ:

2005年度のCO2直接排出量(シェア%) エネルギー転換(発電所等):30.7%産業(工場等):29.5%運輸(自動車・船舶等):19.3%業務その他(商業・サービス・事業所等):8.3%家庭:5.2%非エネルギー起源(工業プロセス・廃棄物等):7.0% 2005年度のC…

週刊金曜日(2007年11月23日)「国鉄改革がもたらしたもの」奥村宏よりピックアップ:

(欧米の)資本主義国は、1970年代になると危機に陥った。一方で物価が上昇してインフレになり、他方で不況によって失業者が増えるという、資本主義がそれまで経験しなかった事態が生じた。 イギリスではサッチャー政権によって、アメリカではレーガン政権に…

TBSテレビ(2007年12月17日)「ニュース23 MONDAY+」よりピックアップ:

(元日本兵A氏の証言)「テニスコートや公園のような広場には必ず中国人の死体の山がありました。後ろ手に縛られた人。4人5人とつなぎ合わされた人。ある民家では頭のない死体が2つ…」 (元日本兵B氏の証言)「(揚子江のほとりに)大きな倉庫がある。倉庫の…

TBSラジオ(2007年12月17日)よりピックアップ:

小沢一郎・民主党党首の訪中に関連して、中国の外交についてTBSの記者が解説した。 中国の首脳部が、政権交代がありそうな外国の野党代表者と会うことについて、「したたかというか、小ズルイというか」と記者が評した。 (by pick-up)『ズルイ』というのは…

週刊金曜日(2007年12月7日)「林野庁、大雪山国立公園で大規模伐採」藤田和恵よりピックアップ:

林野庁が国立公園を含む国有林で木を切るのは、間伐や択伐で森林を育てるためだ。一方で、伐採木の一部は材木として販売され、林野庁の収入となる。 ある林野庁職員は「台風被害に乗じて収入を伸ばそうと、作業を急いで過剰に伐採した可能性は否定できません…

朝日新聞(2007年12月15日)社説よりピックアップ:

(南京事件について)、日本の専門家の間では、数万人説や「十数万人から二十万人」説などがある。私たちも30万人はいくらなんでも多すぎると思う。だが、一部では虐殺自体を否定する暴論まで語られている。 新記念館に掲げられた数字は、そうした日本の論議…

東京新聞(2007年12月14日)「本音のコラム」吉田司よりピックアップ:

「小さな政府」の考え方=自由主義経済の始祖アダム・スミスは、封建国家の過大な収奪から貧乏人を守ることを主張した。 現在の市場原理主義が説くような「浪費」は国民経済を破滅させると反対したのだった。

週刊金曜日(2007年11月23日)「南京大虐殺70年怒りの大地悲しみの大河」片岡伸行よりピックアップ:

「一つは東京裁判で20万人以上、もう一つ南京軍事法廷では30万人以上という被害数を認定していて、その数は一致していません。虐殺数に疑問のある方は、両裁判の判決文を正確に読んでいただきたい。この数字が中国側の誇張ではないことが理解されるはずです…

東京新聞(2007年12月12日)よりピックアップ:

東京高裁。政党ビラ配り、逆転有罪。 「住民の総意で立ち入りを禁じていた」と指摘した高裁判決。 中村弁護士は、住民の中に「ビラは不要なら捨てればいい。どうしてこんなことで犯罪になるのか分からない」という声もあったことを明らかにした。

週刊金曜日(2007年11月30日)俵義文よりピックアップ:

沖縄戦集団自決について教科書から軍の強制を削除させた検定意見について 伊吹文明文科相らは、検定意見は検定審議会の専門家が中立な立場でつくったもので、撤回できないと国会などで答弁してきた。 ところが、検定意見は文部科学省の役人である教科書調査…

週刊金曜日(2007年11月30日)柳原滋雄よりピックアップ:

問題となった記事を執筆したのは、政治ジャーナリストの花岡信昭氏(61歳)。 『産経新聞』政治部長、論説副委員長などを歴任、現在も客員編集委員として同紙に定期的にコラム執筆するほか、『正論』『諸君!』『VOICE』『WILL』などの保守論壇で評論活動を…

朝日新聞(2007年12月8日)よりピックアップ:

保険契約者に対する保険金不払い問題で、生命保険38社の調査結果が7日出そろった。 不払いは01〜05年度の5年間で約131万件、約964億円に達した。

朝日新聞(2007年12月8日)中北浩爾よりピックアップ:

グローバル化は、「底辺への競争」を引き起こしているといわれている。賃金や労働条件の切り下げ競争を余儀なくされている。 この「底辺への競争」を打破するには、WTOなどの貿易の枠組みに社会条項を導入していくことが有効である。 日本は貿易協定に社会条…

東京新聞(2007年12月7日)「こちら特報部」よりピックアップ:

(ヤマトシロアリなどの社会では)、従来、女王アリなどが出すフェロモンや環境で階級が決まると考えられてきたが、実は階級を決める遺伝子があることが発見された。 発見したのは茨城大学などの国際チーム。先月、米科学誌「サイエンス」に研究成果を発表し…

NHK総合テレビ(2007年12月5日)「その時歴史が動いた」よりピックアップ:

終戦当時、海外にいた日本人: 満洲・朝鮮半島北部・樺太など:272万人 中国・台湾など:200万人 フィリピン・朝鮮半島南部など:99万人 東南アジアなど:75万人 オーストラリア・ボルネオなど:14万人 1945年8月31日、内閣と軍首脳の終戦処理会議で、海外の…

NHK教育テレビ(2007年12月4日)よりピックアップ:

石油:47.1%石炭:21.4%天然ガス:13.9%原子力:10.5%水力:3.5%その他:2.6% (2004年度、総計:約2.34×1019J)

東京新聞(2007年12月4日)「こちら特報部」よりピックアップ:

1991年に文部省は大学院の強化充実を打ち出した。この計画は少子化で学生減を予想していた大学にとって渡りに船であった。 1985年当時には約7万人だった大学院生が、たった20年あまりで約26万人にまで増え、大学・短大進学者の減少を吸収してしまった。 「と…

TBSラジオ(2007年11月28日)「コラムの花道」勝谷誠彦よりピックアップ:

(元アメリカ国防総省日本部長の)ジェームズ・アワーはどういう人かというと世界日報なんかにインタビューがのっている人ですよ。

『戦争の日本近現代史』加藤陽子/講談社現代新書よりピックアップ:

1918年大戦が終結しました。戦争の結果日本は債務国から債権国に劇的に転換できました。パリ講和会議で日本が提出した要求は3点ありました。(1)旧ドイツ領南洋諸島処分問題、(2)山東省利権継承問題、(3)人種差別撤廃問題です。 注目したいのは、日本が…