朝日新聞(2007年11月19日)よりピックアップ:

日本に入国する外国人の指紋採取と顔写真撮影に応じることを義務づける制度が、20日から全国の27空港と126海港で一斉に始まる。入国時の指紋採取は米国に次いで世界で2カ国目。導入のきっかけは2001年の米国の同時多発テロ


お手本とも言える米国の「US−VISIT」プログラムは、不備も指摘されている。9月にはブラックリストのずさんさを司法省の監査官が報告した。サンプルを抜き出したところ38%から誤りや矛盾が見つかったという。テロ容疑者が抜け落ちていたり、無実の人物が加えられていたりした。


今月4月時点で70万人が登録されており、1カ月2万人のペ−スで増加しているという。「そもそも、そんなにテロリストがいるはずがない。機密だとして公表されないため効果を確かめようがない」。米自由人権協会のバリ−・スタインハ−ド氏は指摘する。