東京新聞(2007年6月22日)「こちら特報部」よりピックアップ:

日本の事件の取り調べや難民認定制度のあり方に、国連の拷問禁止委員会がレッドカードを突きつけた。


先月、ジュネーブで日本の報告書を審査した同委員会。「人権を守るという価値観が日本にはないのか」。委員からは、こんなつぶやきも。


相次ぐ冤罪、杜撰な難民認定。委員会は日本に対し改善を求める具体的な勧告を採択し、対応について1年以内に返答するよう求めた。


日本政府の反応は鈍い。長勢甚遠法相は先月の衆院法務委員会で、勧告を受け入れない姿勢を示した。