東京新聞(2007年9月27日)「自著を語る」本田宏よりピックアップ:


『誰が日本の医療を殺すのか』本田宏/洋泉社について:

日本政府は長年日本の医療費増大を避ける目的で医学部定員を抑制し続けてきた、そして現在各地で問題になっている医師不足も、その原因を(医師の地域的)遍在としてきた。


しかし、現在26万人の日本の医師数は世界で63位、OECD加盟国平均と比較して14万人も不足している。日本のGDP当たり医療費はG7加盟国で最低レベルなのに、窓口負担は世界最高だ。この期におよんでも政府は総医療費抑制と国民負担増を目論んでいる。