毎日新聞(2007年9月23日)「余録」よりピックアップ:
グリーンスパン前連邦準備制度理事会(FRB)議長は正直な人だ。最近出版された回想録で「イラク戦争は主に石油をめぐるものだった」と書いた。「悲しいことに、誰でも知っているこのことを認めるのは、政治的に都合が悪い」
東京新聞(2007年9月25日)よりピックアップ:
米紙ワシントン・ポストは24日、イラク駐留米軍の狙撃部隊が反米勢力が強い地区で、弾薬などをわざと放置し、それを拾って立ち去るイラク人を対米攻撃に加わる懸念があるとして狙撃対象とする秘密作戦を行なっていると報じた。
TBSラジオ(2007年9月25日)町山智浩よりピックアップ:
イラクの米軍は15万人。他に警備会社(傭兵)は5万人。警備会社ブラックウォーターは97年に発足したときは小さい訓練の会社だったが、2002年に軍隊化していく。ブッシュがイラク戦争を企画したとき。つまり最初からブラックウォーター込みだった。
米政府から700億円がブラックウォーターに流れた。ブラックウォーター創始者はブッシュの父の下で働いたことがある。ブラックウォーターの顧問弁護士は、モニカ・ルインスキー疑惑で特別検察官だった。完全に共和党ぐるみ。癒着。軍隊の民営化。天下りやキックバックがあるし…。
ブラックウォーターの人たちは軍規に違反した行為をしても誰も裁けないのでデタラメやっている。契約書には、法律に違反してはいけないが自分の身を守るためには何をしてもいいとある。撃たれてないけど撃たれたと、正当防衛だということができる。面白半分に人を殺している映像がYouTubeに流れた。
東京新聞(2007年9月25日)「本音のコラム」鎌田慧よりピックアップ:
「テロ特措法」は本日就任する福田康夫首相が、小泉内閣の官房長官だったときに成立させたものだった。
給油が、実際はイラク攻撃にむかった空母に横流しされていたのだった。海上自衛隊の給油活動は、2001年から07年7月まで、48万キロリットル、約220億円にものぼり、このうち8割が米軍むけといわれている。結局、日本提供の燃料の何割が、イラク人殺傷に貢献したのだろうか。