東京新聞(2007年9月3日)半田滋よりピックアップ:

参院選挙で当選した「ヒゲの隊長」こと元自衛官佐藤正久議員による「駆けつけ警護」容認発言。この問題は、1972年のカンボジア国連平和維持活動の当時からくすぶっている。


陸上自衛隊幕僚監部は、選挙監視員が襲撃された場合、駆けつけた隊員が撃ち合いの場に飛び込み、襲撃された当事者となることで正当防衛を理由に武器使用する手法を考案し、実施を口頭で命じた。


イラク特措法自衛隊に認められているのは「自己の管理下に入った者」を守るための武器使用までで、「駆けつけ警護」をすれば同法違反となり、交戦相手が「国または国に準じる組織」だった場合、憲法9条が禁止する武力行使に該当する。


オランダ軍の任務は治安維持だから自衛隊を守ることが含まれるが、自衛隊の任務はイラク復興支援であり、オランダ軍を警護する必要はない。


昨年12月、自衛隊法が改定され、海外活動が本来任務化された。自衛隊が軍隊になれば、何でもできると考える人がいることには本当に驚かされる。「身の丈相応」が肝心だろう。

(by pick-up)自衛隊のやり口は、旧日本軍と同じ臭いがする。現地米軍がイラクは全域戦場だと言っていたのに、自衛隊を派遣したのがそもそも間違いなのだ。