東京新聞(2007年8月22日)よりピックアップ:

日本の大学ではコンピューター科学の専門教育がほとんど行なわれていない。それを教える教員も少ない。情報サービス産業は専門教育を受けていない学生を大量に採用し、数ヵ月の社内教育で速成SEを養成することになる。


SEの職場は残業が多いことで有名だ。新3K(きつい、帰れない、給料が安い)ともいわれている。そのうえ、技術革新が激しく、ついていくのが難しい。中国やインドへのアウトソーシングが進んでいる。


アウトソーシングの広がりはまだ限定的だ。理由は、日本語という壁と、日本社会のITへの無理解である。「システムを発注する会社に能力がないので、インドや中国の会社に怖くて注文できない。だからレベルの低い日本の会社でも仕事が取れる」と。