東京新聞(2007/1/30)よりピックアップ:

関西テレビ制作の健康科学情報番組「発掘!あるある大事典II」の実験データねつ造問題。


長村洋一(千葉科学大学教授)の話。

「(1)実験をやった。(2)難しい化学物質の名前が並ぶ。(3)研究者がもっともらしいコメント。この三つがそろうと、もうイメージとして焼き付いてしまう。関与する研究者の責任は大きいが、あまりにも浅薄な情報に流されやすい人が多くなったことも問題」


「薬に万能薬がないのと同じで、研究者もそうそう広範に研究はできない。テレビで何にでも通じている印象を与える研究者がいたら、その言葉を一度は疑ってみる慎重さが欲しい」


http://ffeck.tsuchigumo.com/specialist.html



東京新聞(2007/2/2)
こちら特報部」よりピックアップ:


東京電力原子力発電所。検査データ改竄など199回もの不正工作が発覚。
1977年〜2002年まで原子炉13基で7つの検査逃れ。


田中三彦氏の話。

原発業界は建造するメーカーと運転する電力会社、管理する国の三重構造。メーカーが電力会社を、電力会社が国をそれぞれ馬鹿にしている。巨大テクノロジーの分野では担当者しか知らないことがたくさんある」


「経験者を使い、検査する側のレベルを上げること。米国には、実務経験者しか判を押せないシステムがある。経済産業省の組織に第三者を入れることも必要だ」