ジャーナリストの鈴木真奈実に豊田洋一がインタビューした記事(東京新聞2007/1/23)よりピックアップ:

中川昭一自民党政調会長麻生太郎外相が核保有を議論すべきだと発言した。


米国からの核兵器供与はNPT(核拡散防止条約)第一条に違反する。


国内にある核施設と核物質を使って核兵器を作るのはNPT第二条に違反する。


核武装するには北朝鮮のようにNPTを一方的に脱退するしか道はない。


知らないで議論しようと言っているなら、一国の要職にある人間として恥しいでは済まされません。知っていながら提案しているとしたら、国民を愚弄しています。


NPTは史上最大の加盟国を持つ国際条約。日本はNPTに加盟することで大量の核物質や情報を入手してきた。日本が核武装を議論しようということは、「無法者国家」になる是非を議論しようと言っているに等しい。


彼らのねらいの一つは、非核二原則化です。世論を誘導しようとしているのではないでしょうか。


外務省は1969年、核兵器の製造の経済的、技術的潜在能力は常に保持するという内部方針を掲げましたが、この方針が変更されたとは伝えられていません。これが核燃料サイクルをあきらめない理由の一つではないでしょうか?


http://ffeck.tsuchigumo.com/atomicbomb.html