『フォッグ・オブ・ウォー:マクナマラ元米国防長官の告白』(DVD版)SONY PICTURES CLASSICSよりピックアップ:

1945年3月私はグアムでルメイの指揮下にいた。一晩で子供を含む10万人の東京の市民を焼き殺したのだ。私自身ある意味で計画を立案した組織の一員だった。


焼夷弾という選択はどこから来たのですか?)問題は焼夷弾の是非ではない。戦争で勝つためなら一晩で10万人の市民を殺していいのかどうかだ。ルメイの答えはイエスだ。彼はこう言うだろう。


「君は10万人を問題にするが敵を殺さなかったらどうなる」「日本上陸の際に何万もの米兵が死ぬかもしれない」「それでいいのか、それが賢明な選択か」と。


でも日本を焼き、原爆まで落す必要があったのか?ルメイは他の都市も焼夷弾で焼いた。ちなみに原爆投下もルメイの命令だ。


私はトルーマンを非難する気はない。日米戦争は類を見ない悲惨な戦いだった。神風、自決・・・ひどいものだ。我々が批判すべきは、当時そして今日もなお「戦争のルール」を確立してこなかったことだ。一晩で10万人の市民を殺してはならないとどこに書いてあるか?


ルメイは「負けたら我々は戦争犯罪人だ」と言った。彼もそして私も戦争犯罪を行ったのだ。もし負ければだ。でも勝てば許されるのか?