月刊現代(2005年9月)NHKのETV特集「問われる戦時性暴力」に中川昭一や安倍晋三が政治介入した事件に関する魚住昭の記事からピックアップ:

歴史家の秦郁彦・日大教授(当時)が二度も登場し、「一事不再理という法の原則から言うと、東京裁判で裁かれたものをもう一回裁くというのは法常識に絶した話だ」などと法廷の欠陥を強調した。

(by pick-up)裁判というのは強制力があって始めて意味を持つ。NHKの番組で取り上げた「女性国際戦犯法廷」なるものは強制力などなく、単なるデモンストレーションである。それを東京裁判で裁かれたから駄目だとかいうのはどうかしている。そもそも東京裁判を否定する右派言論人は多いが、秦郁彦東京裁判を全面受けいれなのだろうか。