朝日新聞(2007年12月8日)中北浩爾よりピックアップ:

グローバル化は、「底辺への競争」を引き起こしているといわれている。賃金や労働条件の切り下げ競争を余儀なくされている。


この「底辺への競争」を打破するには、WTOなどの貿易の枠組みに社会条項を導入していくことが有効である。


日本は貿易協定に社会条項を盛り込むことに消極的な態度をとってきた。しかし、そうした態度は、今や日本の国益に合致しない。


自国と他国の賃金と労働条件を同時並行的に引き上げていくしかない。