『週刊金曜日』(2007年8月24日)河野太郎議員、核燃料サイクル政策にもの申す!「こんなバカな政策は一刻も早くやめなさい」よりピックアップ:

(聞き手)矛盾だらけの政策をなぜ止めることができないのですか。


(河野)一番大きいのは、電力会社が国民の目からこの問題を隠すために、マスコミにものすごい広告宣伝費をバラまいていることです。部分的な報道はするけれども、総合的な報道を一切しない。だから、一般国民は何が問題なのかわかっていない。


(聞き手)電力会社や経産省が推進せざるを得ないのはなぜでしょうか。


(河野)電力会社は、核燃料サイクル関連費用として無税で引当金を計上し、償却しているものがいっぱいあります。いまさら「やりたくない」と言うと、財務省から「では無税で引き当てた分に課税します」と言われる。おそらく兆の単位になり、経営基盤が持ちません。それから、電力会社は経産省に盾突いた場合に「じゃあ発電と送電を分離ね」と言われるのを一番嫌がっている。


経産省は、過去に大金を投じてきたものが間違っていたとは口が裂けても言えない。


自民党は電力会社からもらう献金に依存し、民主党は電力労組の票に依存している。だからみんなアホのように何も言えない状況になっているんだと思いますね。

(by pick-up)無責任とは、日本の権力の伝統文化。伝統文化は尊重すべきって、そのためだったか。