毎日新聞(2007年9月2日)原田泰よりピックアップ:

自民党は建設会社、農協、地方自治体、中小企業団体、福祉団体などにカネを配り、それらの団体を集票マシンにして政権を維持してきた。しかし、カネを配る機構が複雑であれば、余分なコストがかかる。官僚が、組織へのばらまきを推奨するのは当然だ。人々に直接配ったのでは天下り先が作れない。


人々に直接配るのはヨーロッパ左派の路線だ。アメリカの労働生産性を10とすると、日本は7、ヨーロッパは8だ。私個人は新自由主義アメリカの10を推奨したいが、労働生産性7の日本から8のヨーロッパになって悪いことは何もないと思う。