週刊金曜日(2007/6/22)立山学「JRの駅員のいないホームにひそむ危険」よりピックアップ:

JR神田駅で、5月25日、電車にベビーカーがひきずられ、生後4カ月の幼児の命が失われる寸前の事故が発生した。このホームには駅員がいなかった。


国鉄改革成功論の根拠として、政府は、国会答弁でも「国鉄からJRに変って、サービスが向上した」と強調してきた。


国鉄の駅員はあいさつもしなかったが、国鉄改革で、接客態度も親切になった」とマスコミは大キャンペーンした。


JRになって、駅も列車も見てくれはよくなったが、サービスの中身は自動化=セルフサービス化である。ホームの安全確認も乗客の自己責任だ、というわけだ。世間常識からしたら民営化=サービス低下なのである。民営化は「効率化とサービスの向上になった」という迷信から、覚めるべき時である。

(by pick-up)国鉄がJRになる前、改札が自動化されていない頃、国鉄より私鉄の駅員のほうが接客態度がよいなんて印象は私にはなかった。私鉄の駅員の態度が悪いことがあって私の記憶に残っている。