東京新聞(2007/2/11)「本音のコラム」藤本由香里よりピックアップ:
柳沢厚労相が6日の記者会見で「2人以上子どもを持ちたい若者」を「健全」と表現した。
これで思いだすのが、昨年5月に発表された<「家族・地域の絆再生」政務官会議PT中間とりまとめ>の報告。
この中には、少子化対策のためには、経済支援・職業と生活との両立支援などは対処療法にすぎず、それより「経済優先・個人優先の価値観とは異なる新しい価値観に基づき『結婚して子どもを産み育てることが当たり前と皆が自然に考える社会』を実現することが必要」とはっきり書かれている。
具体的な政策支援より国民の考え方を変えさせる方が解決への近道、そうやって「健全な」家族だけ支援したいという「健全家族信仰」が少子化の根本原因だって、いつになったら気がつくんだろうね。
東京新聞(2007/2/10)よりピックアップ: