週刊金曜日(2007/4/6)横田一よりピックアップ:

山田・杉並区長は1999年、市民派をアピールして初当選したが、その後、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書採択をはじめ、石原都知事に勝るとも劣らないタカ派的言動を続けてきた。杉並師範館で小学校の教員を独自に採用することもその一つ。出身母体の松下政経塾路線に賛同する教員を増やそうとする狙いは明らかだ。


週刊金曜日(2007/4/6)金曜アンテナよりピックアップ:

杉並区の小学校教師を独自に養成する「杉並師範館」(理事長・山田宏杉並区長)の第一期生20人が、この4月から区内の小学校に配属された。師範館は山田区長の「私塾」という位置づけで、06年度から毎年30人程度を募集。区教委と協定書を結んでおり、卒塾生は小学校教員として区に採用される予定だ。師範館は05年度は2800万円、06年度は4500万円の補助金を区に申請し、受領している。補助金の申請請求人と交付支給決定者は、ともに山田区長という構図だ。授業は区議ですら見学が認められないような閉鎖的状況だという。

(by pick-up)スターリン体制のソ連を風刺したと思われるオーウェルの小説『動物農場』を思いおこさせる。指導者(ブタ)が大衆(犬)の子供を母親から隔離して自分達が支配するのに都合のよい道具になるように教育してしまうのだ。