東京新聞(2007年12月4日)「こちら特報部」よりピックアップ:

1991年に文部省は大学院の強化充実を打ち出した。この計画は少子化で学生減を予想していた大学にとって渡りに船であった。


1985年当時には約7万人だった大学院生が、たった20年あまりで約26万人にまで増え、大学・短大進学者の減少を吸収してしまった。


「ところが、受け皿をどうするかについて、誰も考えてはいなかった。おだてられ、学費を払わされ続けた院生は、期限が来ると、ペットの犬が捨てられるように放り出される。彼らは野良になるしかないのです」(水月昭道氏)

(by pick-up)改正雇用対策法(10/1施行)により求人時の年齢制限禁止になったそうだが、採用においてもそれが実現されることが必要だ。