『自然葬』新葬制研究会/宝島新書/2000年よりピックアップ:

イギリスは日本に次いで火葬率の高い国で、7割以上が火葬。そのうち6割が散骨だが、2割は家で遺灰を保管している。日本でも何の問題もない。


関東では焼骨を全て骨壷に納めるが、関西では主だった部分だけを拾骨し、あとは火葬場に残置する。


日本人にとって特に大切な喉仏の白骨(第二頸骨)をはじめ、できるだけ骨の形を残すために、火炎の調節や燃焼温度も細かくコントロールされているのが日本の火葬の特色である。


遺骨を自分で粉にするには、ミキサーや、すり鉢で細かくしたり、袋に入れて金づちなどで叩くのが一般的だそうだ。どうしても自分ではできないという人には、自然葬を行っている葬儀社がやってくれる。

(by pick-up)母の火葬の時に、他人なのに係員が骨をいじくり回し喉仏がどうのこうのと、くだらない解説をされるのは不快だった。父の火葬の時には、あらかじめ喉仏の解説を断わっておいた。


両親は散骨を希望していた。その準備で、粉にしようとしたがちょっと大変だった。固い部分も多くて簡単には細かくならない。外国の映画など見ると、火葬された骨は粉状である。日本の火葬も散骨を考慮した焼き方をオプションとして用意すべきである。「鯛の鯛」みたいな喉仏解説もオプションとしてあらかじめ遺族に聞いてからやるべきである。