東京新聞(2007年3月9日)「いまこの人に」ロバート・アラン・フェルドマンからピックアップ:

金融行政は事前規制型から事後監視型に軸足を移し、金融業界への処分を連発している。こうした結果、業界が当局を恐れていると指摘。

「どういった行為が処分されるか分からない。これでは抑制が働き、新しいビジネスを出せない。やってからダメと言われても不公平で、事前警告が足りない。弁護士がよいと言っても金融監督がダメというのはおかしい」


ノーアクションレター(事前確認)は全然、効き目がない。出しても返事が来ないし、長い時間待たされる。出せば、別件で処分を受けるのではとの怖さもある。金融庁は企画、検査、監督を一ヵ所で行い、相互チェックが利かない。企画は公務員だけでなく民間と官邸で、検査は公務員で、監督は民間の中立な人が入った方がいい」


「業界と当局の人事交流がなく、コミュニケーションが悪い」