毎日新聞(2007年5月26日)「ひと」よりピックアップ:

本『切除されて』の著者キャディ・コイタさんの話。


クリトリス切除はアフリカの約30カ国でいまも続く。毎年推定で200万人の少女が犠牲になる。起源はわからない。「切り取った部位をナイル川にささげれば土地が肥よくになるという説もある。だが、やはり、処女、貞節が重んじられ、女は性を求めてはならないという男たちの考えが大きい。根にあるのは、女は怖い、信用できないという男の幼児性です」