NHK総合テレビ(2007年10月11日)「クローズアップ現代」よりピックアップ:

日本で餓死した人は、平成7年より急増し、この5年間だけで361人。5日に1人の割合で食べるものがなくて餓死している人がいる。


北九州市では生活保護を辞退させられ餓死した人がいる。北九州市はまったく問題がなかった、モデル的ケースだったと。北九州市生活保護の支給マニュアルを作っている。市職員はマニュアルどおりやると絶対犠牲者がでると話す。「保護の停廃止か保護辞退しかない」


北九州市の取組みを高く評価した厚生労働省は去年3月、全国の自治体に同じようなマニュアルを配布した。

(by pick-up)過去の軍官僚も、現在の厚労省の官僚も同じである。現実を見ない。自分の妄想を現実だと言い張る。そして国民を捨てる。


大阪では、生活保護を受けられない人を、生活保護を受けている人が助けているという。貧困者同士の助け合いを強調するのは間違っている。国がやらないならば、そういうことをすべきなのは、現社会体制で利益を受けている金持がやるべきことだ。江戸時代にさえ劣る現代日本の権力者・金力者。恥しくないの?


2001年、小さな店の開店日に行った。TVの報道番組のキャスターもお祝いに来た。同席した客が景気の悪さについて質問すると、「餓死者が出てるわけじゃないから」と答えていた。NHKが紹介したデータ(厚労省の人口動態統計)によれば、2001年には既に年間数十人の餓死者が出ていたことになる。社会データの集収や報道に欠陥があるのではないか。