TBSテレビ『NEWS23』(2007年8月6日)よりピックアップ:

アメリカで原爆投下を支持するのは1945年8月(投下直後)で85%、2005年7月で57%だった。


アメリカの高校のアメリカ史の教科書は厚い。4年間で勉強する。広島と長崎については2ページ。被害の記述は少ないが、「対日戦争を終らせるためには原爆を投下するしかなかった」という考えと「日本軍は(原爆がなくとも)降服せざるを得ないほど大きな被害を受けていた」という考え方について議論をうながす作りをしている。


ただそれが実際に活かされるかどうかは教師しだいで、インタビューを受けた大学生の一人は、「議論はせず、教えられて覚えてテストを受けただけです」


大学の歴史学科のカズニック教授は、毎年学生を広島と長崎に研修旅行に連れていっている。「原爆が正しいことだった」と主張する学生は毎年いますが、私の講義を受けた後は道徳的にも戦略的にも原爆投下が正しかったという生徒は一人もいません。


カズニック教授によれば、アメリカの歴史教育には根本的な問題があり、自分の国の歴史を「我々は正義の味方だ」という立場で伝えるのです。


「高校教師になった教え子が古い解釈を変えようとして、親や生徒だけでなく学校の上層部から圧力を受けたケースもあります」


日本テレビ『ZERO』(2007年8月6日)よりピックアップ:

先月、アメリカのある中学・高校の教師の研究会で「原爆投下はやむを得なかったと教えている人は?」と質問すると、25人中24人だった。


アメリカの歴史研究家は、原爆正当化の風潮は簡単には変わらないという。「自分の国が一番だと考えたいし、悪いことをしてきたと思いたくない」

(by pick-up)米国の教育も日本の教育同様に駄目というわけだ。しかし、メジャーな媒体で知識人が「原爆投下はなかった」なんて言わないだけ米国の方がましか…。